ケースバイケースな部分はありますが、基本的に介護士に向いている人の特徴は、高齢者と話をするのが好きな方です。
例えば、高齢者が話す昔話を聞いて、面白いと感じる方には適性があります。
介護士の仕事は無言で淡々とこなすものではなく、毎日高齢者と話をする機会がたくさんあります。
朝起きたら、高齢者に対して「おはようございます」と声掛けを行い、日中に何か高齢者から相談やリクエストがあったら、しっかり話を聞いて寄り添うことが重要になってきます。
また、時間がある時は、本当に他愛もない話を高齢者とする場合もあります。
高齢者と話をするのが好きという方なら、そこで苦にならないため、楽しく従事することができるでしょう。
高齢者と話をすることは、コミュニケーションの意味合いだけでなく、高齢者の心身に異変があった時に直ぐに気付くためという意味もあります。
頻繁に高齢者とコミュニケーションを取っていれば、普段と違う表情であったり、挙動がおかしい場合、即座に気付くことができます。
もし、認知症の病気が進行している場合などでも、その変化に気付けるでしょう。
そのため、高齢者と頻繁に会話をする介護士は、高齢者の病気の兆候を見抜ける介護士でもあるわけです。
そして、もう一つ向いている人の特徴として、家事が得意な方が挙げられます。
特に特別養護老人ホームなどの高齢者が入居して生活をする施設では、家事が得意な人はそれが仕事に生きます。
実際、業務の中には、洗濯や掃除などの家事が多く入ってきます。
家事をテキパキこなせる方であれば、難なく仕事を続けられるはずです。