介護業界を盛り上げたい一般人のアウトプット

世の中には人を支えることを主な役割とする仕事が数多くあります。中でも代表的なものとして挙げられるのが介護士や看護助手です。

サポートという点でどちらも同じと認識している人も少なくありませんが、実際は大きな違いがあります。
介護士は文字通り日常生活で介護を必要としている人を対象にしていますが、看護助手は病気を患っていたり怪我をしている人が対象です。

ケアをする対象が異なるため、当然業務を行う上で必要となる資格も違うものになってきます。
日本で要介護者の身体的な介助を行うには、専門の資格の取得が義務付けられていて、持っていない人は身体に触れる介助は行えません。

一方、看護助手は決められた資格はなく、基本的な知識を技術を持っていれば従事することができます。
そのため、看護という名称は付いていても看護師が行う注射や採血はできません。
看護助手が行う仕事は医療器具の洗浄、備品整理、書類の受け渡しや伝達といった医療免許がなくてもできる業務に限られます。

介護士は入浴、排泄の介助など、要介護者の日常生活をサポートするのが仕事です。
保有する資格によってはケアプランの構築や家族からの相談に対するアドバイスといった、事務系の仕事も任されます。

上記で述べたように、両者は業務内容が異なりますが、介護施設では医療ニーズが高まっているため、看護助手が介護施設で働けるケースはあります。
医師や看護師の補助はもちろん、食事の補助やベッドメイキングなどのサポートにも携わる形になるでしょう。

身体能力の衰えや病気や怪我などで、自身の力で日常生活を送れない方をサポートしたいという方にとって、介護士や看護助手は最適な仕事だといえます。
介護系に進むか、医療系に進むかで悩んでいるのなら、両者の業務の違いと魅力を徹底的に調べてみることをおすすめします。
《参考になるサイト:介護士と看護助手って何が違うの?